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【校長ブログ】凧をあげよう(Let’s Go Fly a Kite)

2021年04月09日

4月7日、浦和南高校では令和3年度着任式、始業式、報告会が行われました。着任式では浦和南高校に転出された14名の教職員の紹介と着任された14名の教職員の自己紹介を行いました。始業式では校長講話、報告会では卓球部の 萬 駿介 君の表彰と報告がありました。コロナ禍ではありますが、有意義な1年間を過ごしてもらいたいと思います。始業式の校長講話を紹介します。

 いよいよ令和3年度がスタートします。学校内に生徒の皆さんの元気な声が響いていました。臨時休業期間中の1年前の4月8日は1日だけの登校日でした。1年前の4月8日、世界中の新型コロナウイルス感染者数累計は151万人とお話ししましたが、今日は1億3213万人と87倍になりました。日本では、4470人でしたが、今日は49万人と110倍になっています。この感染爆発(パンデミック)は、大きなインパクトで私たちの日常や価値観を大きく変えてしまいました。新3年次生、新2年次生の生徒諸君は、人生において最も楽しいはずの高校時代を大きな制約下で過ごしています。2012年にノーベル生理学・医学賞を受賞した京都大学の 山中 伸弥 教授は、昨年の3月15日からブログで科学的な視点で新型コロナウイルスの情報発信を続けています。山中教授は、「私たちが一致団結して正しい行動を粘り強く続ければ、ウイルスとの共存が可能となります。自分を、周囲の大切な人を、そして社会を守りましょう!」と呼び掛けています。

 この1年、不要不急の外出を控える中で、私もライフスタイルが変わりました。以前は、旅することが好きでしたが、どこにも出かけていません。現在は、自宅でYouTubeを見ながら、室内でバーチャル・ランニング、ヨガやピラティスをしたりしています。さて、皆さんは、ディズニー映画で「メリー・ポピンズ」(1964年)という作品を見たことがありますか?私は、数あるディズニー映画の中で一番好きな作品です。1910年のロンドンが舞台。厳格な銀行員であるジョージ・バンクス家に不思議な乳母メリー・ポピンズが歌と魔法を使って子供たちや大人に「家族の絆」という大切なことを教えくれます。シャーマン兄弟の作曲による名曲の数々。「お砂糖ひとさじで(A Spoonful of Sugar)」「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャスSupercalifragilisticexpialidocious)」「2ペンスを鳩に(鳩に餌を)(Feed the Birds)」「チム・チム・チェリー(Chim Chim Cher-ee)」「凧をあげよう(Let’s Go Fly a Kite)」。映画の中では、「子どもはかくあるべき」「女性はあくあるべき」という20世紀初頭における英国の伝統的古典的な価値観と女性参政権などの新しい時代の価値観がぶつかることも描いています。歴史を学んでいる私たちは、やがて第1次世界大戦が始まり、古典的な価値観が失われていくことを知っています。もしかしたら、新型コロナウイルスは、私たちの価値観を大きく変えてしまっているかもしれません。 

 先日、自宅で「ウォルト・ディズニーの約束」(2013年)という映画をディズニー+で見ました。原題は“Saving Mr. Banks” 直訳すると「バンクス氏の救済」ですが、日本語題名の「ウォルト・ディズニーの約束」の方が素晴らしいですね。和訳には文学的な感性も大切です。アカデミー賞俳優のトム・ハンクスとエマ・トンプソンが共演して話題になったそうですが、作品的にはヒットせず、私自身7年前の公開の時には知りませんでした。この映画は、ウォルト・ディズニーの娘が愛読していた童話『メリー・ポピンズ』の映画化を熱望し続けるウォルトと、原作者のパメラ・トラバースが映画化されるまでの20年間に渡る葛藤を描いたものです。なぜ、ウォルトがディズニーランドを作ったのかも理解できます。

  3月24日の修了式で、私は「やりたいことは、知っていることの中からしか生まれない」「そのためには、知っていることをどんどん広げて、やりたいことの時期を見つけなさい」とお話ししました。まさに、それを体現している映画です。不要不急の外出ができない現在、もしも、自分自身が思い悩んでいると思ったら、ぜひ見てみてください。「諦めない力」がもらえる映画です。日本も、世界も、新型コロナウイルスの感染拡大防止へ取組という課題に立ち向かっています。まさに「正解」のない課題に立ち向かっています。指示されたことをしっかりとやり遂げることのできる力は確かに大切な力の一つではありますが、指示されることに慣れてはいけません。慣れてしまうと、人は次第に指示をされないと動けない人間に変わってしまいます。「文武自考」の取組を意識しましょう。文武、つまり学習と部活動など全ての教育活動において、自考、つまり自ら考え、習得した知識をフルに活用して、まず、問題や課題を認識し、それを解決する方法を考え、そして、自分なりの解決策を見出すトレーニングをしましょう。様々な学びを通して、知識・能力を身に付けるとともに、考え抜く力を養い、皆さん一人一人のチャレンジ力を身に付けてください。 

 南高生の皆さん

 元気にあいさつしていますか。

 他人に優しくしていますか。

 夢をあきらめていませんか。

 志高く。


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