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2019年06月26日

【校長ブログ】全国の高校で唯一のスポーツテック&ビジネスラボ(STBL)との連携

 浦和南高校は全国制覇6回を誇るサッカー部をはじめ運動部、文化部ともに部活動がとても盛んです。今日、高校における部活動の在り方は大きく変化しています。今回は浦和南高校が取り組んでいる部活動による教育的価値を検証する取組について紹介します。

 NTTデータ経営研究所を事務局とした49の企業、大学、自治体などで構成される「Sports-Tech&Business Lab」(STBL)というコンソーシアムがあります。スポーツテック&ビジネスラボ(STBL)は「異分野・異業種の連携、産官学の知見・技術の融合により、デジタル時代に即した次世代スポーツビジネス、周辺産業や地域と連携したスポーツビジネスエコシステムの創造」を目指しています。スポーツテック&ビジネスラボ(STBL)が「運動部活動の教育的価値の向上」における連携先を模索していたことから、浦和南高校は昨年度から参画しています。全国の高校で唯一の参加であり、テクノロジーによる部活動改革という分科会のプロジェクトの一つに参加しています。

 「浦和南高校プロジェクト」では、科学的なアプローチの視点が3つあります。

 1つ目は「Ai GROW」です。Institution for a Global Society 株式会社様が開発したAI(人工知能)を用いたアプリを使用することによって「個人の生まれ持った潜在的な性格」である「気質」や「課題設定力」「解決意向」といった「コンピテンシー」を測定し、数値化することにより、生徒の資質・能力と活動の効果を可視化していくものです。定期的に測定することにより、生徒の成長を具体的にとらえることができます。

 2つ目は「SPLYZA」の活用です。株式会社SPLYZA様がゲームを撮影し、プレー毎に「タグ付け」された映像を、生徒がスマートフォンで共有するソフトです。映像を通して生徒同士で議論することで、自分達のプレーや戦術について「言語化」「課題発見」「課題の共有と対策の検討」を行い、その結果「戦術や練習の改善」につなげます。この一連のサイクルを生徒自身が行うことで、生徒の「課題発見能力」「課題分析能力」を育成していくものです。

 3つ目は定性アンケートの実施です。株式会社ウフル様の御協力で生徒を運動部・文化部・部活動不参加の3グループに分けてアンケートを実施し、「プロジェクトの前後における生徒の変化」と「生徒の部活動への関わり方や意識に関する変化」を測定することを目的にしています。具体的な項目としては「組織または個人における部活動に対する意識・満足度等について」や「自分またはチームにおけるプレーの課題について」等があげられます。

 スポーツとビジネスの共通点は何でしょうか。正解のない課題に取り組むこと、チームで探究しながら前進すること、目標を達成するために全力で取り組むことなどでしょう。このプロジェクトを通じて、浦和南高校では生徒の「社会で必要な力」を伸ばすことができるかを検証しています。全国で唯一浦和南高校が取り組んでいる科学的なアプローチから課題解決に導いていくことができる生徒の育成は、きわめて有効であると考えています。(校長)

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