2021年02月10日
2月10日、浦和南高校でさいたま市主権者教育の推進の一環とした研究授業がありました。本校の山崎健太教諭が担当し、2年生の「現代社会」の授業でICTを活用した市議会傍聴を取り入れた授業です。高校生が最も身近な地方自治である市議会を傍聴することを通じて、主権者としての自覚を高め、社会の形成者として必要な知識や考察力、行動力の育成を図ることを目的としています。
授業は、さいたま市議会2月定例会のインターネット生中継を見ながら生徒に市議会についての解説から始まりました。生徒に聞いてみると、どの生徒も市議会の様子を見るのは初めてです。山崎教諭は地方自治の仕組みを画像を活用してわかりやすく解説していました。その後、昨年一般質問で取り上げられた市民憲章や市民の日制定のことにふれ、今定例会で上程されている市民の日条例案について、その賛否をタブレットやスマートフォンを活用してClassiで意見集約して考察することをとおして主権者意識を高める授業でした。生徒もICTを活用し、意欲的に自分の意見をまとめていました。
浦和南高校では来年度入学生から全員がiPad利用した学習活動を計画しています。ICTを活用すると今回のように市議会などの現地に行かなくても教室でリアリティを感じられ、意見集約もClassiを活用して共有化するなど、今後のICT活用の可能性の広がりを実感した授業でした。