2021年02月13日
今日は、春を感じさせるやわらかい陽ざしです。ふと外を見ると、桜の枝にウグイスがとまっていました。浦和南高校では土曜日授業(新型コロナウイルス完全防止のため非公開)とPTA教育後援会振興会運営委員会がありました。毎回、保護者の皆様の浦和南高校に対する熱い思いに感謝するばかりです。
先日、山中伸弥さんの『友情〜平尾誠二と山中伸弥「最後の1年」』(2017年 講談社)と『友情2 平尾誠二を忘れない』(2019年 講談社)を読みました。ノーベル生理学・医学賞を受賞した京都大学iPS研究所所長・山中伸弥さんと元ラグビーワールドカップ日本代表監督・平尾誠二さんとの友情を綴った本です。
2010年、雑誌の対談で初めて出会った2人は急速に仲良くなり、やがて親友と呼べる関係になりました。気のあう男同士として親交を深め、家族ぐるみで食事を重ねたそうです。やがて、平尾誠二さんに癌が宣告され、山中伸弥さんは医師として治療法や病院探しに奔走します。体調は一進一退を繰り返し、2016年10月20日に訪れる永遠の別れ。ラグビー精神を表す言葉として、One for all, all for one.(一人は皆のために、皆は一人のために)は、フェアプレー、ノーサイドと並び、ラグビーの行動規範として有名です。この言葉を実感させる本です。この本は、大人の男の間に生まれた友情の物語です。