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2021年02月14日

【校長ブログ】『枕草子』

2月12日、浦和南高校の校内研究授業がありました。開米耕平教諭による1年生の「国語総合」の授業です。内容は高校教科書で必ず取り上げられる『枕草子』の「雪のいと高う降りたるを」(299段)でした。1年生対象に清少納言と中宮定子との知的な会話を実感させることを目的とした授業でした。

この作品は平安時代の中期、1001年頃に成立したと言われる古典の代表作。高校の授業で誰もが触れるこの作品を改めて読んでみると、あらたな発見がたくさんあります。まず「春は、曙」(第1段)ではじまる第一段の素晴らしい内容と文体。およそ400字の中に日本の四季が見事に表現されています。清少納言の文才はもちろん、昔、紙が貴重だったからこそ、これほどまでに研ぎ澄まされた文章が書けたのではと感じさせます。「枕草子」の無駄のない言葉は、何度読んでも名文だと感じます。「枕草子」を書いた清少納言という女性。その生涯などはわからない部分も多いようです。しかし「枕草子」を読むだけでそのキャラクターが伝わってきます。美意識の高さ、観察力のするどさ、いさぎよさ。特に興味深いのは女性の生き方に対する美学。第21段にこんな内容を残しています。「ただ一途に夫にすがって、いつわりの幸せに安住している女はばかみたい」。それは1000年前とは思えない価値観。時代はどんなに移っても、人間の精神は変わらないことも「枕草子」は教えてくれます。今で言うなら雑誌の人気コラムのような内容です。古典は敷居が高いと思わず、気軽に読み始めてみるといいのでは。

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